オリジナルは「ゴッド・ファーザー・オブ・ソウル」を書き、「ファンクの父」と言われたジェームス・ブラウンのナンバーです。この曲の作曲者は彼のバンドのサックス奏者で、作曲やアレンジャーとしてジェームス・ブラウンの片腕として活躍しました。1969年に発表されたシングルのB面に収録されていましたが、後にジャコ・パストリアスがカバーして人気が出た曲です。
ところで、ジャコ・パストリアス（1951-1987）は、単なる「リズム楽器」としてしか認識されていなかったエレクトリック・ベースを、アンサンブルの中においても花形楽器と認知させ、可能性を大きく広めた革命児です。フレットレスのエレキ・ベースを使い、ハーモニクス奏法、バップ・フレーズなどの速いパッセージによる独創的なベース奏法は、ベーシストのみならず多くのジャズ・プレイヤーに影響を与えました。