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映画「海の上のピアニスト」より 愛を奏でて〜ピーチェリング・ラグ

1999年のイタリア映画である「海の上のピアニスト」の音楽を手がけたのは「ニュー・シネマ・パラダイス」等、多くの映画音楽を仕上げてきたE. モリコーネです。
本日演奏する曲はメインテーマである「愛を奏でて」、映画内で取り上げられているS.ジョプリンの「ピーチェリング・ラグ」の2曲を構成したものです。
1900年、欧米を行き来する豪華客船・ヴァージニア号に産み捨てられ、石炭炊き・ダニーに育てられたナインティーン・ハンドレッド。彼はやがて楽譜を読まずに即興で弾く天才ピアニストとなり、船上で客員を魅了する存在となります。トランペット吹きのマックスと分かち合う友情、ミシシッピ州から来た自称天才ジャズピアニストとのバトル、窓越しに見た少女への恋慕と別離、そして・・。
一つ一つのドラマを船上で織りなすナインティーンの葛藤と苦悩の日々。E. モリコーネはそれを見事に音楽で表現しています。